平成25年 第3回定例会一般質問
「元気な三原」実現に向けて

H25年6月議会

平成25年第3回定例会(6月)本会議で行った質問の議事録です。

「元気な三原」実現に向けて

 議長のお許しをいただきまして、発言させていただきます。

 2日間にわたる一般質問の最後となり、皆様お疲れのところとは存じますが、もうしばらくおつき合いくださいますようお願いいたします。

 これまでの質問と重なる部分もありますが、通告どおり元気な三原実現に向けてということで、1点目の質問をさせていただきます。
 天満市長も施政方針として元気な三原の実現を一番に掲げられ、今回の一般質問をされた方々もそれぞれの視点から三原を元気にするためにこんなことが必要ではないかという御発言だったと思います。人間で言えば元気とは気力、体力、生きていくために欠かせないものです。まちにとって、三原市にとっての元気とはどんなことか、100人の方々に聞き取りで御意見を伺ってまいりました。その中から今回は2点に絞って質問をさせていただきます。

 まず1点目、市民参加の仕組みづくりについてです。

 三原を元気なまちにするためにどんなことが必要でしょうかという聞き取りの中から、市民の市政への納得感が重要な要素であると考えます。市政への納得感を得るためには、情報の公開と共有、決定過程の透明性、公正性、決定過程へ市民がかかわることなどが必要となってきます。本市ではパブリックコメント制度の導入、市民団体も投稿できる市民協働のホームページ「つなごうねっと」の導入、また中山間地域活性化基本方針や長期総合計画などの策定作業において公募市民のワークショップを組み込むなど、市民参加、市民協働に向けた取り組みを進めておられる点、大変評価をさせていただいております。しかしながら、パブリックコメントの応募数が少ないこと、ワークショップに参加できる人が限られることなど、より多くの市民とともにまちづくりを進めていくための課題も多くある現状だと感じています。

 市長の施政方針では、市民との情報共有、ガラス張りの市政運営、情報発信力の強化を進められるということですが、具体的にどう取り組んでいかれるのか、お伺いします。

 ワークショップなどに参加できない市民も多く、市民参加の機会をふやすために双方向のインターネットツールであるツイッターやフェイスブックなどSNSの利用が有効だと考えますが、情報発信としてのみでなく市民の声を聞く手段、対話の手段としてSNSの利用をされるか、お伺いします。
 また、市民と市政の距離を近づけるために市長のタウンミーティングも有効であると考えますが、実施をされるか、お伺いします。
子育て支援において、子育て支援課、保健福祉課、まちづくり推進課と子育ての当事者、子育て支援の当事者が情報共有、課題共有の場を定期的に持っており、お互いに有効であるとの声を聞いております。ほかの分野でも同様の取り組みがなされているか、また参加したい人は参加が可能であるかどうか、お伺いします。

 次に、元気な三原実現に向けての2点目として、幸福度指標(交流密度)についてお伺いします。
 つながりの希薄な時代と言われるようになって随分たちますが、東日本大震災を受けて、人と人とのつながり、きずなの大切さが改めて多くの人の意識に上り、被災地に限らず地方自治体で地域のちから推進部、絆づくり担当課など、新しい部署の創設もあるようです。元気な三原についての聞き取り調査の中で、人とのつながりが大きな力になる、ここにこういう人がいるという情報を知っていることで助けてもらうことができたり、助けてあげることができたりするという声を伺ってきました。

 施政方針の中で取り組んでいかれると述べられた観光交流、一体感の醸成、地域コミュニティでのサポート体制、国際交流、住みなれた地域での暮らし、互助、共助、地域防災力などこれらの取り組みを進めていく上でも人と人とのつながりは重要な要素であり、三原市全体で交流密度を高めていく必要があると考えます。そして、交流密度を高めていくことを三原の幸福度指標と掲げ、進めていくことを提案しますが、いかがでしょうか。

 幸福度指標はブータン国王御夫妻の来日で日本でも多くの人が知るところとなりましたが、近年GDPがふえても幸せになっていないのではないか、本当に大切なのは何なのかという議論が世界中で盛んになっております。先ほどの市長の答弁でもスローライフという言葉が出てうれしく思っておりますが、この言葉も経済効率一辺倒ではない暮らし方を求める中から生まれた言葉、ライフスタイルです。そういった議論が盛んになり、イギリス政府からは成長なき繁栄というレポートが出され、フランス大統領の諮問でGDPだけに頼らない指標や考え方の枠組みが提案され、日本でも2010年に内閣府が幸福度に関する研究会を設置し、2011年に幸福度指標案が発表され、自治体においてもふるさと希望指数、県民総幸福量など、幸福度や真の豊かさをはかる指標を設けたり、島の幸福論と題するまちの総合計画の策定例などがあります。

 現在の三原市の長期総合計画でも、将来像、まちづくりの理念の一つとして、幸せを実感できるまちと上げられておりますが、幸福度という考え方を取り入れ、人と人とのつながりによって一人一人の幸せにつながる施策を進めていく、暮らしにおける幸せ実感を高めていく、幸せのまち三原を提案いたしますが、これについてお考えをお聞かせください。

<梶原正道総務企画部長>

 元気な三原実現に向けて、まず1項目めの市民参加の仕組みづくりについてお答えをいたします。

 市民と行政との情報の流れを幅広く豊かなものにし、行政全般に対する市民の理解を深め、まちづくりへの参加、参画を促すためには、情報を共有できる仕組みづくりが必要になります。本市では従来から「市民の声」はがきや市政懇談会などによる意見聴取、パブリックコメントや協働事業提案制度などによる意思形成過程への市民参画を推進するとともに、各種事業に意見交換会やワークショップ手法を取り入れ、決定過程への市民関与の機会の確保に努めております。議員御指摘のとおり課題もありますが、研究を重ねながら今後も引き続き推進してまいります。

 また、情報を積極的に発信するため、広報みはら、ホームページ、行政情報番組といった情報媒体やマスメディアを活用した情報提供、情報発信に加え、今議会で補正予算をお願いしておりますホームページのリニューアルにあわせてフェイスブックなどのSNSを導入し情報発信力を強化するとともに、市民の声を聞く手段にしたいと考えております。

 行政と市民が情報共有、課題共有の場を定期的に持つ事例としては、防災、環境、健康づくりといった分野で定期的に地域でのワークショップや話し合いの場を持つなどして協働事業に取り組んでおり、議員仰せの子育ての支援の事例に近いものではないかと思っております。

 タウンミーティングにつきましては、市民参加の手法として有効である反面、出席者が固まり意見が偏るあるいは意見が出にくいといった課題もありますので、メリット、デメリットを考えながら、実施に当たっては十分に検討してまいりたいと考えております。

 次に、2項目め、幸福度指標(交流密度)についてお答えをいたします。

 交流密度を高めるとは、人と人との交流がより活発化した状態で、人のつながりが強まることで市民生活や市民活動にも好影響を与える状況であると認識をいたしております。例えば、地域防災での取り組みでは、自主防災組織の立ち上げから市民が参加し、その意見のもとに地域に応じた体制づくりをし、その運営についても市民参画のもと実施しているところですが、このような市民参加、交流が計画段階から行われ、情報を共有し、さまざまな意見を反映することができれば、市民ニーズに合致した施策を推進することができ、住民にとりましても施策に自身の問題としてかかわることで個人の満足度、達成感につながり、いわゆる交流密度が高まるものであると考えております。こうした過程を経ることは市としても重要と考えており、今度ともさまざまな施策においてアンケート調査、ワークショップの開催など市民参加の機会の創出に取り組んでまいります。

 幸福度指標とは、市民がどれだけ幸福感を感じ生活しているかという視点で幸福度を具体的な指標としたものであり、交流密度に限らず、住民の満足度などさまざまな点から測るものと認識しております。現在、他市においては幸福量、えがお指標といった名称で実施され、住民の不満としてあらわれた部分はその対策に反映させるとともに、住民にとってもわかりやすい評価方法として導入されている例がございます。幸福度指標の導入につきましては、現行の長期総合計画では、例えば水道普及率や年間観光客数など客観的な数値目標指標により施策の進捗状況、効果を検証しているところであること、また幸福という概念は数値ではあらわせないものであることから、他市の活用状況などを研究し、次期長期総合計画での扱いについて検討してまいります。

 幸せのまち三原という考えにつきましては、その実現は望むべき姿であり、その中で幸福度という考え方を取り入れるという点につきましては、さきにお答えしましたが幸福度の結果をどのように活用していくかなど、今後研究してまいりたいと考えております。

 御答弁をいただきました。ありがとうございます。

 まず、SNSの活用については実施をしていただけるというような御返事だったと思います。ありがとうございます。

 それから、タウンミーティングについてはメリット、デメリットもあるということでございました。他市の例なんですけれども、シンポジウムシステムという仕組みを入れているところがあります。そのシンポジウムシステムの説明を読みますと、市民生活に大きな影響を与える重要政策については、行政がその決定を行う前に市民や地域から意見を聞く機会、意見聴取会を必ず設けている。また、行政計画を策定する際には市民とのワークショップなどを通じて市民とともに策定作業を行っている。さらに、24年度から各団体の代表者などで構成する各審議会などが市長に答申する前に、審議会が議論している内容を市民に公表し、市民と意見交換する機会を設けるようにしたということがありまして、実際に24年度に開かれたシンポジウムを見ますと、東日本大震災の瓦れき処理のあり方を考えるシンポジウムが2回、史跡の活用、文化財を保護するための整備に関するシンポジウムが2回、国の天然記念物の指定を受けた生物に関するシンポジウム、景観まちづくりシンポジウム、障害者雇用支援フォーラム、まちなかまちづくり市民意見聴取会、観光まちづくり交流シンポジウムと、年間でたくさんのシンポジウムを開きながら市民の声を聞くということをされておりまして、それ以外に人口16万人の市で43地区に設置をした住民協議会、各地域を回るタウンミーティングも開かれております。その中で、初めは不満の声が多かったものが、だんだんと建設的な意見、提案が出されるようになったという意見も聞いております。大事なことこそ、たくさんの人にかかわることこそ、市民へどうぞ投げかけていただいて、市民とともに一緒に大事な三原のまちをどうしていくかということを考えていければと思っております。

 それから、若い人が住み続けられるまち、住み続けたいまちにということも、これまでの質問の中で出ておりますけれども、他市の例で、中学生からまちの担い手であるということで、長期計画などの策定のワークショップへ参加をされたり、市広報についても中学生が読める、中学生がわかる広報づくりを心がけるなど、若い人もまちの担い手という認識でされているところもあります。そういった形で、ぜひ市民参加の機会を充実、広げていただきたいということをお願いして、もう一度再質問させていただきます。

<梶原正道総務企画部長>

 再質問をいただきました。

 タウンミーティング等、市民の声を聞く場の設定ということだったと思います。この点につきまして、先ほどと重複する部分もあろうかと思います。

 施策の決定においては、当然ながら議会等の意見の交換等、議会との協議を経ることも重要でございます。当然、市民の方々の御意見をその中に組み入れるということも当然重要になってくると思います。その一つとして、タウンミーティングというのは先ほど申し上げましたようにデメリット、メリットあるということでございますが、いろいろな方法で、先ほどSNSのこともお話ししました。市民の方がいろんな施策が他人事ではなくて自分自身の課題として考えていただくという有効な手段だというふうに考えておりますので、これからどういう方法で市民の御意見を反映をしていくかという部分につきましても、その方法について検討を重ねてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。

 ぜひメリットのほうを生かしていけるような形で推進を、市民参加を進めていっていただけたらと思っております。

 幸福度指標のほうについては、私としてはいろんな価値観もある指標が考えられる中で、これをつくるのはとても大変な作業であるということを認識をしておりまして、交流密度というところに絞って幸福度ということを三原で取り組んでみてはどうでしょうかということだったんですが、幅広く住民の満足度、客観的な指標なども御検討くださるということで、ぜひお願いをしたいと思います。

 今三原のまちを何でPRするかということも、これまでの一般質問の中で出てまいりました。その一つとしてタコがありますけれども、タコの三原というときには、普通こちらの魚のタコなんですけれども、多幸、当て字で幸が多い多幸ということもございますので、ぜひ幸の多い三原となるように、幸せのまち三原ということが広がっていくようになればと思っております。まずは三原で暮らす人の幸せですけれども、幸せの国ブータンを訪れたいという人が日本人にとてもふえているというふうにも聞いております。三原に行ったら幸せなれる、そんなまちになれるようにと思っております。

 それから、お忙しい市長さん、そして市役所の方々、いろんな数字、データを見られるのが統計という形で数字で見られる形になることが多いかと思うんですけれども、やっぱり何%ということだけでなく、三原の人口1%としたら1,000人の方々の人生がそれぞれあるということもぜひお心にとどめおきいただいて、そして三原市役所、市民の役に立つところだと、三原市民が誇れる三原市役所であっていただきたいと思っております。そして、事業そのものが目的でなく、市民の幸せをふやしていくことが市役所の皆さんのお仕事だという認識でお仕事を頑張っていただけたらと思っております。

以上で1点目の質問を終わります。